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Leica Elmarit 24mm f2.8 ASPH

Lens Data

Lens Unit

Lens Photo

製造年:1996-2010
マウント:ライカMマウント
レンズ構成:5群7枚
フィルター:E55

Production : 1996-2010
Mount : Leica M mount
composition : 5group 7lens
filter : E55

Lens Impression

24mmはライカのレンズとしてはあまりなじみのない焦点距離ですね。やはり王道は35mm、28mm、21mmというラインアップになるのでしょう。
しかし個人的には24mmが昔から大好きで、自分にとってはレンズに振り回されることなく、もっとも広角らしい写真が撮れる画角だと感じています。
最近は50mm標準レンズで撮影する割合がほとんどになっていますので、久しぶりにこの広角レンズを使うと、どうしても前への一歩が不足してしまいました。早く感覚を取り戻したいと思います。

24mmはライカ社にとっては新参者であり、上に挙げたライカレンズの王道の広角レンズと比べると、まだまだ画像には未成熟な点が感じられます。通常使いでは高い解像力と柔らかさが共存した優秀な描写なのですが、厳密に観察すると歪曲もまだまだ残っているようです。使い方に少し慣れる必要があると思います。
また、この個体は購入した時には気が付かなかったのですが、少しガラスにクモリが出ていて、明るい光源が画面に入ると結構なフレアが出るようです。これは要調整ですね。

24mm is a rather unfamiliar focal length among Leica wide angle lens. I admit the main stream should be 35mm , 28mm , 21mm.
But I like 24mm best for my life as to feel it gives me enough wide spread without swayed by the lens itself.
Because I mostly use 50mm lens recently, I felt the further one step was missing in taking photos with it recently. I want to regain  the feeling of it.

24mm lens is rather new comer in Leica lineup, so I feel some immaturity compare with other main stream lens above. It gives high resolution and softness at the same time in the usual use, it still remains distortion in photo to observe in detail. It is necessary to be accustomed its taste.
Although I did not realize at the purchase, there remains some fog on glass of this perticular lens, it shows some flare under the blight lighting.  I need to give it  maintenance soon.

Photos with Elmarit 24mm f2.8 ASPH

Comment
2018
Autumn in Kyoto
(京都・秋)

2018年は台風の影響を受けて京都の紅葉はあまり良くないという前評判でしたが、実際は場所ごとにかなりまだら模様になっていて、蘆山寺さんのように歴史上最高の美しさと自慢げなお寺もありました。平均値的には平年よりは優れなかったようです。24mmレンズの特徴を活かせるような場面を探したかったのですが、例年の行事で家族連れでしたので、あまり撮影の時間は撮れませんでした。
こうして撮影してみると、やはり24mmは一段とはっきりとした広角らしさが得られますね。21mmでは画角の奴隷になりがちですし、28mmではちょっと物足りないと感じられるときもあって、やはり自分には向いていると思いました。
クモリによるフレアがちょっと残念ですね。


2018
Mille Miglia in Japan
(ミッレミリア)
 
今回は目の前を通り過ぎるヴィンテージカーをできるだけ引き寄せて、早いシャッタースピードで止めて撮る役割をこのレンズに与えました。曇天の森の中、1/500のスピードを与えるためにはかなりのISO感度が必要でしたので、画面にはかなりの粒状性が見えます。
シャッターのタイミングはそこそこでしたが、案の定踏み込みが今一歩足りませんね。
一部の写真はあえてセピア色でraw現像して、ノスタルジックな雰囲気が出せないかどうか試してみました